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 病を治す、健康を維持する、難病に光明が見える、医療情報

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トピックス


血圧下げるにはベジタリアン型食事に 2万人データ分析

血圧を下げるには、肉を控え、野菜や穀物を中心にした食事が有効――。国立循環器病センター予防医学・疫学情報部の西村邦宏・室長らが25日、複数の研究を分析して米専門誌で発表した。野菜と血圧の関係は研究されてきたが、はっきりしていなかったという。

 西村さんらは、医学論文データベースを調べ、2013年11月までに発表された258論文に着目。食事内容などから国内外の39論文に絞り込み、約2万2千人を約6週間から最長22年間追跡した血圧データと、野菜や豆類、豆腐、精製しない穀物などベジタリアン型の食事の関係を調べた。

 すると、野菜などを積極的に食べさせた研究7件では、肉類を食べる人に比べ、最高血圧(単位はミリ水銀柱)が4・8、最低血圧が2・2低かった。
ーーー朝日新聞(26.2.25)






ジャンプ団体銅の竹内択 難病「腕を上げるのも疲れる状態だった」

ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル団体で、長野五輪以来16年ぶりにメダルを獲得した日本チームの1人・竹内択選手(26)は、試合後に難病「チャーグ・ストラウス症候群」と診断されたことを公表した。

   2014年2月21日にはブログを更新し、改めて自身の病気について詳細に語っている。

120万人に1人の「チャーグ・ストラウス症候群」

ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル団体で、長野五輪以来16年ぶりにメダルを獲得した日本チームの1人・竹内択選手(26)は、試合後に難病「チャーグ・ストラウス症候群」と診断されたことを公表した。

   2014年2月21日にはブログを更新し、改めて自身の病気について詳細に語っている。

チャーグ・ストラウス症候群は血管の病気で、ぜんそくとアレルギー性副鼻腔炎の人の一部が発症すると言われている。かかる確率は120万人に1人だという。

   竹内選手は2~3年前から大人ぜんそくにかかり、同時期にアレルギー性副鼻腔炎を発症して徐々に匂いがわからなくなった。13年には症状が悪化。

「普段から酷い咳で気管支が狭い感じがして息がし辛く、ランニングやバレーボールも5分もしないうちに息ができないほど苦しくなり、最終的にはただシャワーで頭を洗うだけで腕を上げるのも疲れる状態になりました。そんな状態から(13年末~14年始の)ジャンプ週間最終戦を前に40度近いの熱が出て、四六時中腹痛が伴い、腹痛と咳で寝れない日々が続き帰国しました。帰国後の緊急入院し精密検査でチャーグストラウスの可能性が高いといわれました」

と、発覚までの経緯を詳細に語った。

ーーーJCASTニュース(26.2.22)




福島「事故の影響考えにくい」 甲状腺がん(26.2.23)

東京電力福島第1原発事故の健康影響を議論する環境省や福島県立医大などが主催の国際研究会が23日、都内で3日間の日程を終え、これまで福島県で見つかった33人の甲状腺がんについて「放射線の影響は考えにくい」との結論をまとめた。

 研究会で、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では、4~5年後から周辺の子どもたちの甲状腺がんが増加したことや、事故時に0~4歳の小さい子どもほどがんになるリスクが高かったと報告された。
ーーー時事ドットコム(26.2.23)





運動は目にも効く(26.2.24)

目にも効果的 エクササイズの偉大な効果

軽い有酸素運動は、目にも良いことが分かりました。運動を行うことによって、加齢黄斑変性症の進行を遅くすることができるのです。

加齢黄斑変性症は、網膜の中心にある「黄斑」が何らかの原因によって異常をきたすことで起こる病気で、アメリカでは失明原因の第1位として知られています。

運動を行うことで、この病気の進行を遅らせることができると、米Emory University大学のMachelle Pardue博士ら研究グループが行ったマウスを使った実験で分かりました。運動の効果は、これまでにも数え切れないほど様々な観点から証明されてきましたが、実は網膜の健康と結びつけての発表はこれまでなかったとされています。

秘密は細胞の健康を保つタンパク質にあった

脳由来神経栄養因子(Brain-derived neurotrophic factor、以下、BDNF)という言葉を聞いたことはありますか?これはタンパク質の一種で、脳の神経細胞が成長したり健康に働いたりする上で、欠かせない物質です。運動が加齢黄斑変性症の予防に効果があるという発見は、このBDNFに関連していたというのです。

実験では、マウスを運動するグループと運動しないグループの2つに分けました。運動するグループは、1日1時間の運動を週に5日、2週間行い、運動には車輪を使いました。そして、網膜色素変性を引き起こす有害な光を、二つのグループに当てたのです。その後、運動するグループは更に2週間運動を続けて結果を比べてみました。

すると、運動したマウスが失った光に反応する神経細胞の数は、運動しなかったマウスの半分に留まったそうです。更に、運動していたマウスでは、光に当たったときの反応が強く、またBDNFの値も高かったそうです。BDNFの働きを抑えて、同様の観察を行うと、光に反応する神経細胞を失ってしまうパターンは、運動しなかったマウスと同じようになったそうです。

このことから運動をするとBDNFが増え、その結果、加齢黄斑変性症を予防できることが分かったのです。目の健康に、運動がこんなに強く影響しているとは驚きですね。これからも、しっかり運動して健康管理をしていきたいものです。(唐土 ミツル)
ーーーOlife(26.2.24)



人工軟骨や眼球に活用期待=新たな高分子化合物開発-東大

人工軟骨や人工眼球に使えると期待される高分子化合物「ハイドロゲル」の開発に、酒井崇匡東京大助教らの研究チームが成功した。21日付の米科学誌サイエンスで論文を発表する。
 ハイドロゲルは、網目状の高分子化合物の隙間に水が入り込んだもの。ソフトコンタクトレンズや紙オムツの吸水材として用いられている。より強度のある製品もあるが、体内に入れるとさらに水分を吸収して膨らみ、もろくなる欠点が残されていた。
 研究チームは、温度が高くなると縮む特殊な化合物を組み込んだ新たなゲルを作製。体内を模した液体を使った実験で、このゲルを中に入れたところ、水分を吸って膨らむと同時に体温で縮むため、全体としての大きさは変わらなかった。強度も維持された。
ーーー時事ドットコム(2014/02/21-04:19)






高齢者情報


DHAでアルツハイマー病の発症予防の可能性 研究進む

サバやイワシなどの青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が、アルツハイマー病の発症予防に役立つ可能性があることを大学の研究チームが発表しました。

アルツハイマー病は、アミロイドベータというたんぱく質が過剰に蓄積することで神経細胞が破壊されることで引き起こされるとされています。今回の研究は、50代~70代のアルツハイマー病患者4名からそれぞれiPS細胞を作成し、DHAを投与した場合と投与しなかった場合での細胞の破壊割合を調べたもの。結果、DHAを投与した場合の方が投与しなかった場合よりも細胞の破壊割合が1/2程度に抑えられたとのことです。

ただ、今回の研究では食事で青魚をとることとの関係性は明らかになってはいません。

アルツハイマー病は認知症の中でもっとも多い症状です。
---介護ニュース(25.2.24)





65歳以上の約3人に1人が認知障害を患っている!

今や「認知症」は日本の国民病となりつつある。最新の研究では、2012年の時点で、65歳以上の高齢者の18%、5人に1人弱の550万人が認知症を患っており、その予備軍である軽度認知障害の患者は10%の310万人いると報告されている。つまり、何らかの認知障害を持つ高齢者は、28%、3人に1人弱の860万人もいるのだ。

 60歳以上の人が生涯のうちに認知症を罹患する確率は55%にも上る。このまま推移すれば、今後30年未満で、認知機能の一部またはすべてを失っている人が日本人全体の10人に1人という時代が到来する。

 認知症の中で最も多いのがアルツハイマー病で全体の約7割を占める。一言でいえば、あらゆる「知」が壊れていく病気だ。数分前のことや自分の家の場所さえ忘れてしまい、最悪の場合、親子兄弟のことさえ認識できなくなる。原因は未だ解明されていない難病で、進行を半年ほど遅らせる薬はあるものの、一たび発症すれば治す薬も療法もなかった。

ココナッツオイルココナッツオイル

 ところが、2008年、アメリカの医師、メアリー・T・ニューポート博士が、母乳やココナッツオイル、パームオイルなどに含まれる「中鎖脂肪酸」(MCT=Medium Chain Triglycerides)の摂取がアルツハイマー病の症状を改善するケースが認められることを発見した。

 脂肪酸は、その長さによって分類される。中鎖脂肪酸とは、文字通り、鎖の長さが牛脂やラードなどに含まれる長鎖脂肪酸の半分の長さの脂肪酸を指す。中鎖脂肪酸は摂取するとすぐに肝臓に運ばれ、長鎖脂肪酸より4倍も早く燃えてエネルギーになる。この特性から従来より手術後の流動食や未熟児のエネルギー補給に長年利用されていたが、一般的にアルツハイマー病への効能・効果は知られていなかった。

 博士は、2013年12月に初来日し、「中鎖脂肪酸(MCT)シンポジウム」~中鎖脂肪酸と脳機能~で実地研究に基づく成果を発表。医学界、食品業界の関係者の間で大いに関心が高まり、テレビや女性誌などでも報じられ反響を呼んでいる。この世紀の発見は、ニューポート博士自身の夫、スティーブ氏が51歳でアルツハイマー病を発症し、懸命に治療法を模索したことがきっかけだった。
ーーー西川 りゅうじん(26.1.15)







幼児・小児情報


乳幼児がかかると肺炎など重症化のおそれがあるRSウイルスが全国的に流行(25.12.23)



RSウイルス感染症:過去3年間と今年の患者報告数推移
(国立感染症研究所の週報より)

RSウイルス感染症の患者報告数の推移を見ると、例年、秋から冬にかけて増加しています。特に今年を含め、この2年は大きく増えています。

9月から11月上旬の患者報告数の累計で比較しても、一昨年15,151人だったのに対し、今年は30,568人。患者報告数は約2倍になっており、厚生労働省も注意を呼びかけています。

RSウイルス感染症は珍しい病気ではなく、2歳までにほぼ100%が一度はかかるとされています。この病気に十分注意が必要とされるのは、重症化するとまれに肺炎などを引き起こす危険があるためです。特に生まれて6カ月以内の赤ちゃんが感染すると、重症化する確率が高くなり注意が必要です。

ウイルスは直径80~350nm(1nmは、1mmの100万分の1)の球形、または細かい糸状で、55℃以上の熱などに弱く、エーテルなどで不活化するとされています。

RSウイルス感染症とはどんな病気?

~知らないうちに乳幼児にうつしてしまうことも~

症状は風邪に似ています。軽い症状の場合は1週間ほどで治りますが、せきがひどかったり、呼吸のときにゼーゼーと音がしたりする場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

一度かかれば抗体ができて再びかからないおたふく風邪などと違い、何度でも再感染しますが、一般的に年齢が上がるにつれて症状は軽くなり、年長児以降の重症化はあまり見られません。そのため、大人がかかっても風邪と思ってしまいがちで、知らないうちに乳幼児にうつしてしまうケースがあるようです。
---ヤフーニュース(25.12.24)






婦人情報


感染力の強い「水ぼうそう(水痘)」

大人になって発症した場合、重症化することが多い
大人になってから発症すると重症化することが多く、中でも妊娠している女性の場合は本人の症状が重い上に、時期によっては胎児に影響がでることもあり、特に注意が必要です。幼少期に感染しなかった場合は、予めワクチンで予防接種を行うという選択肢もあります。

また、合併症ではありませんが、水ぼうそうを招くVZVは治ったあとも私たちの体から消えてなくなることはありません。神経節に潜み、数十年後に、加齢や免疫の低下などをきっかけにウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を引き起こすことがあります。つまり水ぼうそうにかかった経験のある人なら誰でも、帯状疱疹を発症する可能性があるわけです。
ーーー病院なび




難病情報


120万人に1人の「チャーグ・ストラウス症候群」


ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル団体で、長野五輪以来16年ぶりにメダルを獲得した日本チームの1人・竹内択選手(26)は、試合後に難病「チャーグ・ストラウス症候群」と診断されたことを公表した。

   2014年2月21日にはブログを更新し、改めて自身の病気について詳細に語っている。

チャーグ・ストラウス症候群は血管の病気で、ぜんそくとアレルギー性副鼻腔炎の人の一部が発症すると言われている。かかる確率は120万人に1人だという。

   竹内選手は2~3年前から大人ぜんそくにかかり、同時期にアレルギー性副鼻腔炎を発症して徐々に匂いがわからなくなった。13年には症状が悪化。

「普段から酷い咳で気管支が狭い感じがして息がし辛く、ランニングやバレーボールも5分もしないうちに息ができないほど苦しくなり、最終的にはただシャワーで頭を洗うだけで腕を上げるのも疲れる状態になりました。そんな状態から(13年末~14年始の)ジャンプ週間最終戦を前に40度近いの熱が出て、四六時中腹痛が伴い、腹痛と咳で寝れない日々が続き帰国しました。帰国後の緊急入院し精密検査でチャーグストラウスの可能性が高いといわれました」

と、発覚までの経緯を詳細に語った。

ーーーJCASTニュース(26.2.22)





三大病情報


がんの再発・転移予防には免疫抑制細胞の減少を

がんの治療の特性

がん治療における再発・転移

がんの治療は良性腫瘍と異なり、再発・転移を念頭に置いて、根気よく行うことが重要です。

がんは良性の腫瘍に対する治療と異なり、予定された治療を終了しても、一定期間は「再発・転移」ということを念頭に置いて補助的な治療を必要とするケースが少なくありません。

たとえば、脂肪腫という良性腫瘍の場合、いくら大きくてもそれを切除してしまえば基本的に治療はそこで終了です。しかし、胃がんであれば、いくら小さくてもそれを切除したあと、顕微鏡の検査結果も踏まえて、必要に応じて抗がん剤や放射線治療を行いますし、それらが終了しても、手術から5年間は再発・転移の危険性があることを忘れずに厳重に経過を見ていく必要があります。

通常、このような補助療法には抗がん剤治療や放射線治療が用いられますが、残念ながら再発・転移してしまうケースも存在します。近年、この再発・転移予防に「免疫」という観点からの新しいアプローチがあるのではないかと考えられています。

がんと免疫の関係

がんと免疫は、健康保険が適用される一般的な治療法の中では、ほとんど着目されていません。しかし、基礎研究の分野ではがんと免疫の関係についてはかなりのところまで解明されており、治療後の免疫力ががんの再発・転移に影響すると報告されています。とはいえ、一般の方には少しわかりにくいのも事実ですので、少し例を交えて解説いたしましょう。

基本的には、がんは細胞のミスコピーで起こります。通常、私たちの体の中では毎日1000-2000個のミスコピーは起こっていると言われていますが、それらは私たちが持つ免疫の作用でそれらのミスコピーされた細胞を攻撃しています。

免疫とは自分と自分で無いものを見分けるメカニズムのことですが、がん細胞はもともとが自分自身の細胞であるために見逃されやすいのです。一つでも見逃されると、1コのがん細胞が2コ、4コ、8コ、16コ……と増えていきおおむね10億個(直径1cm、重さ1g)程度になったときに、レントゲンや超音波検査、CT検査などで「再発・転移あり」と診断されます。

がん再発・転移と免疫力

がん治療のポイントである再発・転移は、免疫力と関連があります。乳がんの患者さんなどでも、免疫力は治療の成果に大きな影響を及ぼしていました。(クリックで拡大)

がんができたり、再発・転移したりということには、この免疫のメカニズムがうまく働かなくなる、すなわち「免疫力」が低下することに関係しています。

すなわち、発生するミスコピーの量が多すぎる、ミスコピーかどうかを「見分ける力」が落ちてしまう、ミスコピーを「攻撃する力」が限界になるという3つの要素を考えればよいのです。

実際に乳がんの患者さんなどでも、「免疫力」が低下していれば、がん治療の予後に影響を及ぼすことが報告されています(右図参照)。
ーーーalabout・狭間 研至(25.9.20)






その他の分野情報


サルコイドーシスの症状と治療法


サルコイドーシスは、大小様々な
類上皮細胞肉芽腫(るいじょうひさいぼうにくげしゅ)という
肉のかたまりのような組織ができる病気です。

大きさは、目に見えるものから、顕微鏡でないと
見えないものまで様々です。

サルコイドーシスは、肺、心臓、肝臓、腎臓、皮膚、
筋肉、骨、リンパ腺、眼、神経、など全身のあらゆる臓器に
起こりうる病気です。

しかし、どの臓器に病変を生じるかは個人差が大きいです。
肺および胸部のリンパ腺には、8割の人が病変が見られ、
眼病変は6割の人に見られます。

感染症ではないので、他人に感染する心配はありません。
また、遺伝しないと考えられています。


■サルコイドーシスの症状

病気が現れた臓器によって、症状が異なります。

最も多くの人に病気が現れる肺および胸部リンパ腺は、
かなり病気が進んだ場合に、呼吸困難を感じるようになります。

次に多くの人に病気が現れる眼は、
霧がかかったようにぼやけたり、
視野の中を黒い点が動いたりします。
視力低下を起こすこともあります。

皮膚に現れた場合は、赤い隆起性病変であることが多く、
痒みや痛みを感じないことの方が多ですが、
顔にできたときは美容上問題になります。

リンパ腺に現れた場合は、首や脇の下、脚の付け根の
リンパ腺が腫れることがありますが、ほとんどの場合、
痛みはありません。

心臓に現れた場合は、軽症では軽い心電図異常程度ですが、
病気が進むと、不整脈を起こします。
重症になると突然心臓マヒをおこすことがあります。

サルコイドーシスによる死亡原因の半数以上は
心臓に関するものなので、注意が必要です。

神経に現れた場合は、多くは神経マヒの症状がでます。
中でも、突然顔の一部が動かなくなる顔面神経マヒや、
突然耳が聞こえなくなる聴覚神経マヒが多いです。

筋肉に現れた場合は、腫瘤状(こぶ)になることが多いですが、
実際に感覚異常や運動障害をおこすことは多くはありません。

8割の方は、サルコイドーシスと診断されてから5年以内に
自然に治りますが、2割の方は慢性化します。
慢性化しても症状の出ない方がほとんどです。

ただし数%の方は、肺や心臓の病気が進み、
命に関わることもあるので、注意が必要です。

また、1割の方は視力低下が進み、0.1以下になるといわれています。
サルコイドーシスと診断されたら、眼の自覚症状がなくても、
眼科を受診されたほうがよいでしょう。

サルコイドーシスは特定疾患いわゆる難病に指定されています。
診断がついたら、通常、特定疾患申請用の診断書を
主治医が準備しますので、もよりの保健機関
(保健所もしくは役所の保健課)に申請しし、認定されれば、
重症度に応じて医療費の自己負担分の全部または一部が
国の負担となります。


■サルコイドーシスの原因

サルコイドーシスの原因は、感染症などがきっかけになって
免疫反応が亢進することによると考えられてきました。

しかし、2012年、東京医科歯科大学大学院の江石義信教授らの研究で、
ニキビの原因となる「アクネ菌」が原因であることが明らかになりました。


■サルコイドーシスの治療法

サルコイドーシスは自然に治る可能性のある病気ではありますが、
再発することもしばしばなので、症状が現れたり、
病気が進行した場合は、治療を行います。

治療はステロイド剤が処方されます。
しかし、周知のように長期服用により様々な副作用が生じるため、
主治医と良く話し合い、治療効果と副作用とのバランスを常に考えて
治療を行いましょう。

眼の病変が進んだ場合は、硝子体手術が行われます。

また、上述のように原因菌がアクネ菌と特定されたため、
今後はニキビ治療の抗菌剤を用いる新しい治療法の開発も、
期待されています。
---病気ガイド(24.7.23)





原因不明の難病・サルコイドーシス

Q: 今年大学院を終了して、ある企業に就職した息子が、入社式直後の雇い入れ時健康診断でサルコイドーシスという病気の疑いと診断されました。一緒に入社した仲間と研修所に入る予定が急きょ中止になり、会社の病院での精査にまわされました。1週間ほどの入院検査が必要ということです。本人は気楽に受けとめていますが、心配です。

A: 今回の健康診断結果の詳しい情報がないので的確なコメントは難しいのですが、20歳代前半の若い男性ですし、自覚症状がなく健診でチェックされるまで本人も気付いていなかったようですので、最終結論としては無治療、定期的経過観察と判定されると思います。おそらく同期入社の仲間と比べて不利になるほどのことにはならないと予測します。

Q: あまり聞いたことのない病名ですがどういう病気なのでしょうか。

A: この病気の発見動機はご子息のように健診が一番多く、撮影した胸部X線写真で両側の肺門部のリンパ節が腫れていることで見つかります。この病気は肺や肺門だけではなく全身どこにでも症状・所見がみつかります。しばしば見つかるのが眼の変化です。ブドウ膜炎という炎症と眼底の網膜に見られる変化です。ブドウ膜炎があると時にまぶしい感じがあります。それを機会に眼科を訪れ、これが発見動機になります。

 実はこの病気、今から130年くらい前に皮膚の変化から最初に確認されました。要するに最初は皮膚科の病気として論文にされたのです。その後どんどん研究が進み、現在では脳、脊髄、唾液腺、消化管、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、筋肉、神経、泌尿器系、婦人科系など全身の病気として理解されています。

Q: 病院ではどのような検査をするのでしょうか

A: 胸部X線で異常を見つけた後はCTなどで詳しく調べます。そうすると、リンパ節以外にも肺の中に細かい病巣が見つかることがあります。肺にある影がサルコイドーシスに間違いないという確認をするには、気管支鏡という検査機器を入れて米粒の四分の一くらいの大きさの肺の組織の一部を取って顕微鏡検査をしたり、肺の一部に生理食塩水を入れて肺を洗浄し、その洗浄液を回収して種々の分析をします。

 全国調査によると日本には1万~1万2000人の患者さんがいるようです。半年くらいで自然治癒する例もあれば、30年以上も通院している人、肺や心臓の病変のために生活不自由になってしまった例もあります。生命に関わる場合は少ないとはいえ、決してあなどれません。確定診断には離れた場所に2ヵ所以上に病変が確認できることが原則になっています。
ーーー日経BPネット(24.4.2)




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